2026.08.25 あばしり情報
「葦の芸術原野祭」に出会う夏
網走から車で40分。
網走から少しだけ足を延ばして、斜里町にある古い建物の扉を開けてみませんか。
「あしげい」って、なんだろう?
「葦の芸術原野祭」という名前を、初めて聞いたとき。
正直に言うと、私はどんな芸術祭なんだろう?と、少し不思議に思いました。
葦と芸術と原野。芸術は綺麗で近寄りがたくて、触れにくい物というイメージを持っていて、野性的に感じる葦と原野、一見遠い言葉のように感じました。
けれど調べてみると、「葦の芸術原野祭」、通称「あしげい」は、知床半島の玄関口・斜里町で開催されているアートイベント。
2021年に始まり、2026年で6年目を迎えました。
会場となるのは、斜里町旧役場庁舎、旧図書館。
ただ作品を見るだけではなく、展示やパフォーマンス、ワークショップなどを通して、人や地域と出会うことのできる芸術祭です。
そして、なんだか気になるのが「葦」という名前。
実は「斜里」という地名は、アイヌ語で「葦の原」を意味する言葉に由来しているそうです!
そう知ると、葦の芸術原野祭という名前が、急にこの土地とつながって見えてきます。
入館には同意書必須!築97年、市民に愛される建物
会場となっているのは、斜里町の旧役場庁舎。
今はもう役目を終えた建物ですが、かつてここには、この町で暮らす人たちの日々がありました。
そんな場所に今度はアートが集まってくる。
それだけでも、ちょっと素敵だと思いませんか?
斜里で暮らす人、斜里に移り住んだ人、町の外からやってくる表現者の方たち。
いろいろな人がこの土地で出会い、そこから新しい表現が生まれていきます。
知床といえば、世界自然遺産。
雄大な自然や野生動物、美しい景色を思い浮かべる人が多いと思います。
でも、そこに暮らしてきた「人」の歴史や文化も、同じようにこの土地をつくっているもの。
「あしげい」は、そんな知床のもうひとつの顔を見せてくれる場所なのかもしれません。
ちなみに、築97年という古い建物なので入館時には安全に関する同意書の記入が求められます。
「芸術って、難しいもの」だと思ってた!
私は芸術というものに詳しいわけではありません。
美術館に行っても、これは何を表現しているんだろう?と少し考え込んでしまうこともあります。
「あしげい」は、作品展示だけでなく、音や身体表現によるパフォーマンス、地域の人や記憶に触れる参加型のプロジェクトなど、いろいろな形で楽しめるのも魅力です。
地域の方の思い出の品や作品に触れながら、当時の想いや制作に至るまでの気持ちを想像してみる。
芸術祭だから、芸術に詳しい人が行くところ
ではなく、ちょっと気になるから行ってみようくらいの気持ちで訪れられる。
そんな地域と人と密接に関わりあう素敵な催しものでした✨
個人的に読みふけってしまった展示は個人の方が書いた「自分史」です。
戦前、戦中、戦後の暮らしや家族のことが書かれた冊子で、きれいにまとめられた資料よりも
当時の感情がダイレクトに伝わってくるものでした。
ぜひ今週末行ってみてください!
有料にはなりますが、8/29.30には演劇集団バストリオさんと実行委員会の皆さんで演劇などもされるそうです。
私も期間内にまた行きたいと思っています…!
開催概要(最新情報)
- イベント名:葦の芸術原野祭
- 日にち: 2026年8月20日(木)~31日(月)
- 会 場:斜里町旧役場庁舎 〒099-4113 北海道斜里郡斜里町本町42-1
ご注意:本記事は2026年8月時点の公開情報に基づき作成しています。詳細は主催者発表をご確認ください。
👉葦の芸術原野祭-公式WEB
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