平成29年度 新入社員研修会(木柵製作設置実習)


7月3日から7月4日の二日間にわたり根室支社の木柵製作及び設置を行いました。

今回の実地研修では、設計・製作・設置を入社3年目の建築工事部の中沢が中心となり平成29年度4月から入社した建築から2名、土木から3名の新入社員が行いました。


着工前

1日目
図面を使い定めた場所を掘削しました。
初めは簡単に掘れるのですが、目標の深さ60cmに近づくにつれ掘りづらくなってくるので腰を落として、足元も傾斜地で悪いため穴に落ちないよう慎重に作業を行いました。

木材の加工です。
材料の中には10.5cm×10.5cmの太い柱材があるので真っ直ぐ切断することがとても難しかったです。木材に寸法を書く方法やノコギリは引いて切るなど様々な事を学べました。

地面に埋まる部分へ防腐材を塗布します。
材料を腐らせない為の大切な作業ですが、防腐剤が飛散し目や口に入らぬよう防護マスク・メガネを着用し密に丁寧に塗布を行いました。

加工した木材の取り付けを行います。
最初に定めた高さ、間隔で柱を設置します。
レベルを見る人と実際に柱を動かす人と声を掛け合い正確に設置しました。

設置した柱を地面の少し下まで埋戻しを行いました。
ある程度土を入れたあと「タコ」という道具で転圧を行ったのですが、繰り返しやると背中や腰を痛めてしまうので交代しながら作業しました。


2日目
作業実施前に朝礼を行い、本日行う作業確認及び危険作業の説明、そして『今日も一日安全作業でがんばろう』の声とともに開始しました。

笠木(柱上の材料)の取り付けからスタートです。
前日に行った柱の高さを合わせる作業が狂っていると真っ直ぐに取り付けることができませんが・・・
前日の作業で正確に実施できていたため、真っ直ぐ水平に取り付けることが出来ました。

いよいよ仕上げの塗装です。
それぞれ塗布する箇所の担当を決め塗残しの無いように作業を行いました。最後に遠目から色むらのある個所を再塗装し綺麗に仕上げることが出来ました。


完成

二日間にわたる作業となりましたが、誰一人の怪我人も無く完成することが出来ました。
初日は2日で終わるのかと不安でしたが、徐々に全員の息が合いスムーズに作業を進めることが出来ました。道具の使い方や、作業にどのような危険が潜んでいるかなどを考えながら実施が出来たので現場配属になってから活かしたいと思います。